NBA Global Game in London

Updated: Dec 13, 2019

昨夜ロンドンO2アリーナで行われたNBAの試合の取材に行っていました。レギュラーシーズンゲームがロンドンで行われるのは今回で6回目。選手たちも言っていますがこのイベントで面白いのは、ホームでもロードでもないイギリスのファンたちが、どちらかのチームを応援するというのではなく、両方のチームを同時に応援するということです。


まあNBAにたとえ自分の応援しているチームがあったとしても、そのチームがイギリスに来てくれるとは限らないわけですから、目の前でプレーしているどちらのチームにしろ素晴らしいプレーには声援を送る、そういうのがこのロンドンゲームの応援のスタイルというわけです。


とは言え、試合の中断時に行われるエンターテイメントはいたってアメリカ風。私は本場のアメリカNBAを見に行ったことがないので偉そうなことは言えませんが、チアリーダーやマスコット、ダンクパフォーマンスを繰り広げるクルーの演技は、ヨーロッパのものと比べ物にならないということは確かです。とにかく派手です!さすがショービズの国。


一般にヨーロッパ、特にイギリスのスポーツの演出というのはとてもシンプルだと思います。チアガールやレースクイーンを見かけるのは稀です。熱狂的なサッカーファンたちも派手な衣装ではなく、クラブのスカーフ(日本でいうマフラー)だけでクラブへの忠誠心を示す、それがかえってイギリスの昔からのファンというオーセンティックな感じを出していたりします。


昔は私もなんでイギリス人はハーフタイムエンターテイメントとかマスコットのアクションとか、アメリカみたいにもっと頑張らないんだろう?と思っていたわけですが、昨夜のトロント・ラプターズ対オーランド・マジックの試合が第4クオーター、残り2分弱で2点差になったところから、自分がイギリス人化したことに気づきました。


0.7秒を残して96オール、マジックがラプターズに追いつきオーバータイムへと縺れ込む。でも今度はモーメンタムがラプターズに、そしてタイム・・・フォーニエ、頑張れ、ヨーロッパの意地を見せろ・・・


そう、こんなドラマティックな展開で、会場の大スクリーンに映し出されるエアギターもボンゴも必要ないんです。このインテンスな空気感に浸り混んでこそスポーツ生観戦の醍醐味なのではないでしょうか?


賑やかなパフォーマンスに慣れていない私は、本当は試合に入り込みたいのに、なんだかぎゃちゃがちゃした雰囲気に気を逸らされていました。


派手でプロフェッショナルなショービズもいいのですが、簡素な、でもオーセンティックなヨーロッパスポーツのスタンス、好きだなあなんて思った日でした。

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